一年間、僕を支えてくれた家族、医師と看護士の方達、長い年月をかけて治療に関する各分野の知識の蓄積に携わった方々、筑波エンザイムの関係者、東京、横浜、名古屋、大阪、岡山、沖縄、ロンドン、メルボルン、アンカレッジからお見舞いに訪れてくれた30人以上の友人達、電話やメールで励ましてくれた地球上の多くの友人達、僕が感動した全ての創造物に関わった方々、感謝しています。
マヤの長期暦の終わりと囁かれたこともある、あの2012年を迎えられそうな感じです。
Konkylie by When Saints Go Machine
2011/12/22
2011/12/15
2011/12/02
ハイパーサーミア
2011/11/26
温熱療法
2011/11/25
2011/11/22
十二指腸ステント
11月14日に入院。15日に上部消化管内視鏡で金属製十二指腸ステントを留置しました。ERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ)を3回やっているので施術を受ける手順自体には慣れましたが、寝てる間とはいえ口腔経由での作業中に意識が戻ることもあり、唸りながらSF映画の手術室の中を見ているようなイメージが焼きついています。無事に留置は完了したのですが、翌日から41度超の発熱と悪寒が2日間ありました。肝機能、白血球、血小板、CRPが悪化しています。抗生剤点滴を続けてましたが、培養検査の結果、第3-4世代セファロスポリン系耐性のエンテロバクタークロアカエというグラム陰性桿菌に感染していることがわかりました。急遽、メロペンという抗生剤の連続投与になりました。25日からの抗がん剤再開に向けて、本日退院です。長かった。
2011/11/10
X線TV十二指腸造影
2011/11/08
ニュースになった新治療
ペンシルベニア大学の発表の、免疫細胞の改変で慢性リンパ球性白血病患者が全快というニュースを読みました。患者から採取したリンパ球の一種であるT細胞に遺伝子操作を行って、キラー細胞に改変させ、がん細胞を攻撃して死滅させるという新治療法のようです。他のがんへの有効性を調査するようで進展して欲しいものです。
肝臓癌への鉄キレート剤の肝臓動脈注射で有効性があったとの山口大グループの発表したニュースにも驚きました。世界中の研究者が鉄過剰とさまざまな癌について調べてます。岡山大の中村栄三氏の含鉄タンパク質小体(フェリチン)の研究や山形大の西田雄三氏の金属イオンと疾患についての研究も興味深いです。肝細胞癌へのデフェラシロクスという鉄キレート剤の投与や、骨髄異形成症候群(MDS)、再生不良性貧血へのエクジェイド、デスフェラールという鉄キレート剤の投与も効果があるようです。
漢方薬である青蒿(セイコウ)の解熱成分アルテミシニンとその誘導体(アルテスネイト、ジヒドロアルテミシニンなど)の抗がん効果も報告されています。アルテミシニン誘導体の一種アルテスネイトは分子の中の鉄イオンと反応してフリーラジカルを産生する抗腫瘍効果があるとされています。
米医学誌ネイチャー・メディシン(電子版)に発表された、体に無害な赤外線を使った新しいがんの治療法を米国立保健研究所(NIH)の小林久隆チーフサイエンティストらが開発したというニュースは画期的でした。マウスの実験では8割で完治、副作用もなし、光を受けると熱を出す特殊な化学物質と、癌細胞のたんぱく質(抗原)に結びつく抗体を結合させた薬を注射して、翌日癌細胞の表面に付いたところで体を透過しやすい近赤外線を当て、熱で癌細胞を破壊するというもの。実験では、2週間で死んでしまう悪性がんのマウスに、この薬を注射して翌日に近赤外線を1日15分照射する治療を2日間実施。これを1週間おきに4回繰り返すと、8割でがんが完治した。 凄いです。
先週末、弟とマラソン約束していたけど体調が優れなくて行けませんでした。完走おめでとう。
先週末、弟とマラソン約束していたけど体調が優れなくて行けませんでした。完走おめでとう。
2011/11/04
毎食後の満腹
2011/10/30
2011/10/28
1ヶ月ぶりの抗がん剤再開
2011/10/22
胆管ステント留置
10月10日から、慢性化しつつある胆管炎への対処として胆管ステント留置のため入院。レントゲン、心電図をして、11日に昨年一度経験したERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影検査)とERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ)を受けました。十二指腸乳頭部と胆管の閉塞のため、施術が難航しタイムアウト状態。悪化した膵臓の機能の正常化を待って、18日に再度、ERBD(内視鏡的逆行性胆管ドレナージ)を受け、胆管ステントの留置が完了しました。昨年はチューブだったのですが、脱落防止のため、今回は金属製です。ボストンサイエンティフィック社のものでシリコンの膜で覆われたパーシャルカバータイプというものです。その後レントゲンで確認をして、膵臓の回復を待ち、22日に退院となりました。腹部に違和感を感じるため、ロキソニンと抗生剤を服用しています。ステント自体は形状記憶合金の仕組みで、バネが開くように拡張していくようで1週間くらいかかって開ききるだろうということです。生体に金属が食い込むイメージを持ってしまうのですが、早く馴染んで気にかからなくなれば良いなと思っています。炎症の問題が解決して来週からの抗がん剤再開ができるのを願って静養します。
2011/10/07
PET検査報告(4)
2011/10/06
SJ
スティーブジョブズ、ご冥福を祈ります。自分の膵臓癌とは違うタイプの神経内分泌腫瘍(膵島細胞種)だったようです。1980年代後期からアップル社のマッキントッシュに親しんできた自分としては、彼は80-90年代のヒーローの一人でした。Power to the People. 最高でした。アップルを辞めてネクスト社を始めた頃までカッコ良かったです。その頃は孫さんも本屋さんでしたね。その後、アップル社に戻って快進撃、MacOS、iPod、iPhone画期的でした。僕がイギリスにいた6年程前、フラットメイトの友人がたまにスティーブと個人的に会っていました。彼が持っていた純粋な自由奔放な気風を今後のコンピュータ業界も持ち続けて欲しいです。ビジネスゾンビばっかりですから。
2011/09/30
2011/09/22
ジェムザール28回目
2011/09/15
タルセバ
膵臓癌では、使用できる抗がん剤が2種類しかないので、効果が無かった場合の選択肢はありません。2011年上半期迄にドラッグラグの問題がメディアでも取り上げられるようになり、世論や法整備が改善され、ようやく待望の上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤エルロチニブ(商品名:タルセバ)が治癒切除不能な膵癌の治療薬として認可されました。パープルリボン、患者さんや家族、一部の病院関係者や製薬関係者の努力が実りました。エルロチニブは2005年11月に米国、2007年1月に欧州で承認されています。しかし、ドクターと話したところ、僕のケースでは使用できないということです。GEMとTS-1の併用投与であるので、タルセバの使用要件から外れているということ。日本人体質への副作用や併用されるであろう日本独自の抗がん剤治療との関係で、慎重な臨床、初期投与ガイドラインはあって当然です。しかし、この薬剤を待っていたのは日本全国の希望の持てない末期患者で、当然様々な抗がん剤治療を試している筈です。現在有効とされ保険適用内の抗がん剤は2種類しかないのですから。今回の方針では誰も使用しないでしょう。初期投与でGEMとタルセバを選ぶ人がいるとも思えません。ジェムザール単剤か、TS-1との併用の効果が統計上有効です。GEMとTS-1の平均奏効期間が6~8ヵ月程度とされている現状。決定的な治療方法が無く、膵臓がんに有効な薬をどの順番でいかに使用するかが決定的に予後に違いが出る現状。FOLFOXやFOLFIRI、FOLFIRINOX、アバスチン、イリノテカン、ゼローダ、5FU等もありますが、延命方法にすら進歩が無い現状です。まだ若く、身体も大きく丈夫な僕には使ってみて欲しいと切に思います。欧米ではFOLFOXやFOLFIRI、FOLFIRINOXの実績もあります、日本では治験のみですが、臨床試験もアイデアのひとつです。現在、早期発見が鍵となる膵臓癌の発見方法は研究も進んでいます。国もその方向で対処しているようです。治せても治せないなくてもそれは良いことですけど。膵臓癌標的の薬剤も僅かに研究はされていますが、膵臓癌は発症人口比も小さいので他の癌で開発された薬剤の応用的な面が多いのも事実です。癌治療全体に画期的な対処方法が解明されるまでは、不治の病と言う事で仕方ないと。日々、新薬、新手法開発のニュースを目にしますが、あと10年発症が遅ければと悔やみます。
2011/09/02
倦怠期
2011/08/26
炎症反応不安定
2011/08/05
2011/08/04
2011/08/01
2011/07/29
胆嚢炎、胆管炎
2011/07/27
2011/07/22
2011/07/19
胆嚢炎
2011/07/15
胆嚢の痛み
2011/07/08
一進一退
2011/07/01
2011/06/24
外出続き
2011/06/10
2011/06/03
PET検査報告(3)
2011/05/27
2011/05/26
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