2010/12/02

抗がん剤開始

本日退院しました。入院中、最初の看護士さんとの面談で、人生が終わるかもしれないことを直前にして、心構え、やるべき事、整理する事等の説明があり、自分がどう思っているか現状を伝えました。最初からシリアス。そしてドクターとの治療計画の面談では、膵臓癌に有効な抗がん剤のガイドライン(指針)が未だ明確でないこと、2剤あり、投与方法が3種類あるが、どの方法が効果があるかまだ統計的に発表されていないと言う事を伝えられました。失敗すると後がなくなりますが、抗がん剤治療を選んだ以上かなり前向き、マキシマムインパクトのジェムザールとTS-1の2剤併用療法を選びました。抗がん剤は身体をボロボロにする、副作用が辛い、髪の毛が抜け落ちる、御飯が食べれなくなる、嘔吐するというイメージしか、これまで持ってなく、内心少しビビッてました。パソコンを持ち込んでたので、病室では情報戦です。全ての検査と薬を理解しながら、起こり得ることや問題を考えた上で、気持ちよく納得できない方法には、協議をするかNOとも言える自分を持っていないと、怖くて冒険できない未知の世界でした。薬剤師さんとの最初のミーティングの際には、かなり頭に詰め込んでいた様です。薬剤師さんとは意気投合して、入院中は大変お世話になりました。全ドクター、看護師の方達も良い雰囲気でした。最初は、タケプロン(個人的にガスターが嫌いな為)と、痛みのある時にロキソニンを処方されました。
11月19日、デキサートというステロイドから点滴開始、ジェムザール、流しの生理食塩水という具合に始まりました。ステロイドは吐き気止めだそうです。同病院でもグラニセトロンを使うケースも多いようですが、僕はデキサートでした。毎朝夕にTS-1の服用も開始しました。数日間経っても、吐き気、食欲不振等、全く副作用がでませんでしたが、25日に腹部と大腿部に赤い発疹が出来始め、肩から下、大腿部まで、赤いホルスタイン牛のような模様になってしまいました。アレグラを服用開始、リンデロン軟膏を塗布開始、その後、リンデロンクリーム、デルモベート軟膏、デルモベートクリームとステロイド剤を変更しました。食欲が旺盛で途切れることなく、発疹以外重大な副作用も起こらなかったのはラッキーでした。