2012/06/02

腹水

後部座席で金曜日通院。最近出来た新しい山越えルートを利用してアクセス時間短縮。病院で尿が出ないトラブルありましたが、血液検査で腫瘍マーカーは上がらず。嬉しい。肝機能、腎機能正常。貧血もまた少し改善。CRPのみ急激上昇していました。抗がん剤も投与開始です。ドクターからは腹水が凄く、辛いでしょうと言われました。原因は血漿蛋白の減少による浸透圧の低下よりも腹膜播種由来だろうとのこと。腹水穿刺排液は血漿蛋白を喪失するし、2-7日で腹水を増悪させるということもあり、緊急時のみ。 ループ利尿剤のダイオートを倍量にして、CRP対策のため、抗生剤のフロモックスを再開することになりました。腹水の症状は初めてなのですが、がん患者の方には顕著な症状でよく読んだりしていましたが、こんなにきついものだとは。脚等のむくみは無く、腹水だけです。今回の自分の症状では、鎮痛剤のトラマドールだけでは効果が無く、ロキソニンを最大量併用しています。やはり抗炎症作用のあるNSAIDにも利点があります。便秘に関してマグミットの服用を止めて、中断していた乳酸菌サプリを開始したところ解消されました。CTの検査結果は、腹膜播種と腹水が増悪、消化器の目立った閉塞は確認されませんでした。少量ずつ食事は出来るようになりました。食事、貧血、腹水の症状は様子をみるしかありません。だんだん動けなくなってきて新しく気付くことがあります。長期間食事が出来なくなって気付いたこともありました。健康な状態は素晴らしいということ、自分の人生を回顧することも。ゆっくり頭が働かなくなってくると、また違う気付きも起るんだろうな。でも、現在腹膜播種以外はとても健康です。全ての症状も少しのバランスの傾きで改善されたり増悪したり。治らないとされている腹膜播種も自分の免疫力を信じて付き合っていくつもりです。前向きさとストレスのコントロールは自信があるし、あきらめの悪さも大切です。ただ、意外と生への執着はあまりなく、ミッションインポシブル的な感覚ですが。