2012/02/24

PET検査報告(5)

胆管と十二指腸ステント留置後の初めてのPET。膵体尾部の腫瘤のサイズはほぼ同様、FDG集積は僅かに亢進。腹膜播種結節は増大、FDG集積も亢進。少量の腹水あり。右水腎症が出現。明らかなイレウス無し。予想通りの増悪所見でした。昨年末腫れていた胆嚢は萎んでいました(機能はしてないようですが)。血液検査では、CRP上昇あり、ヘモグロビン濃度は低下したものの下限7g/dlぎりぎりでジェムザール投与可能で、赤血球濃厚液の輸血はまた見送り、鉄剤を処方してもらいました。今週もクレアチニン(Cre)が上昇していて、TS-1の服用は中断です。水腎症の所見が先週出ていてドクターから電話を頂いていたようなのですが、薬局からも処方薬の件で同時間帯に電話があったので、僕が勘違いしたらしく、本日になって泌尿器科の診察も受けました。今度は腎臓です。尿路悪性腫瘍のため、腎臓から膀胱までの通過障害があり右の腎盂内圧が上昇し拡張しているとのこと。来週入院して、膀胱鏡手術である経尿道的尿管ステント留置術をすることになりました。今度は尿管ステント(ダブルJステント)です。腎臓は尿の排泄や血液を循環させる臓器で、左の腎臓は脾臓や胃の後ろ側、右の腎臓の上半分は肝臓の後ろで、自分は右に問題。腎臓-尿管-膀胱-尿道-男性生殖器の順で、尿管はかなり奥。男性の場合は仙骨硬膜外麻酔で施術するようです。膀胱カテーテルの経験も無いので緊張します。尿管ステントは最初の排尿時に痛みが激しいらしい、3ヶ月おきに通院してステントの交換が必要とのことです。体内に3つ目のステント、どんどんサイボーグ化されてきます。でも、どこに問題があったか判って良かった。十二指腸付近だし、血流にも関係している。入院中に輸血と麻薬系鎮痛剤の使用の開始も考えています。癌はゆっくりと僕の身体に生活困難な症状を発現させていますが、元気さと笑顔は失っていません。相対的に益々強くなってきているような。明日はPET-CT画像のディスクを携えて、温熱治療の施術と診察。日々の免疫力アップも継続、頑張ります。